1月16日
ハンディのある人もいきいきと〜アントハウスオープン〜
里山の風景をつくる会に建ててもらった事務所棟、ますこ事務所のお隣に、関係者一同、昨夏から準備をしてきた米粉パンの店「アントハウス」がオープン。
山川町で10年来、小規模作業所を営んできた「あおぎワークホーム」のメンバーやボランティアスタッフが株式会社を作り、ハンディのある人たちが地域で働ける場所を、という計画に、夫が場所を提供(私が議員をしているので、公選法の関係で家賃はきちんした金額をいただいている)したのだった。
グルテンを使わない製法は、四国大学が無償提供。売り上げの一部は、TICO (ザンビア支援)に寄付されるという。店の名前は「アリのようによく働く」という意味を込めて命名したそうだ。
この日は朝から客足が途絶えることもなく、小麦アレルギーの子どもたちも食べられるという、もちもちしてとっても美味しい米粉パンに人気が集中。あっという間に売り切れ、翌日の予約もいっぱいだった。メンバーも張り切っている様子。地域のみんなで店を支えよう!という温かさが伝わってくる。新聞各社が取り上げてくれたことも大きい。マスコミにも感謝!である。
「障害者」という言葉は好きではない。障害とは個人の中にあるのではなく、その人を生きにくくしている社会の中にある。生き方には基準や標準があるわけでなく、誰もがその人らしく、幸せに、そして自立して生きていける社会を作らなければならない。もちろん、まわりの助けを借りて自立することも可であるし、そんな社会こそすばらしい。
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