12月8日
憲法9条 朝のアピール
今年10月から、毎月9日は「憲法9条を守ろう!」グリーンの10本の幟を持って朝の通勤帯に国道に立つ「9条アピール」を続けている。9日が土・日・祝日の場合は日程をずらすのだが、12月は9日が土曜日のため、前日の8日(真珠湾の日)に山川のさくら診療所交差点に立った。前日から、シトシト雨模様だったが、小雨決行。
立ちながら通過する車のドライバーとできるだけ目を合わせて、お辞儀をする。吉野川住民投票の時の「投票に行こう!1.23」の「元祖:プラカード立ち」を思い出しながら。3度の知事選挙の時も同じ場所に何日も立ったものだった。
気持ちは「守る」より「活かす!」
これまで平和憲法がありながら、活かそうとせずにずるずると、憲法に甘えて来た私たち。「憲法」とは私たちにとって「空気」のようなものだからだ。なぜなら「国家が私たちを縛る」のが「法律」で、「暴走したときの国家権力から私たち一人一人を守る」のが「憲法」なのだから。
正常な(健全な)国家なら「憲法」の必要性を感じないのがあたりまえ。たとえば、廃棄物処理法という法律に違反していなくても実際に最終処分場や焼却場周辺で健康被害が出たとすると「憲法により健康で文化的な生活を営む権利」が侵害されるということで、裁判では憲法違反になることもあるというように、ときどき、裁判で憲法判断が法律を越える結果になることがある。
憲法を守らなければならないのは国民である私たちでなく「天皇や国務大臣や国家公務員(憲法第99条)」となっている。憲法調査会の委員の話ではこのことを知らない国会議員が多いというから驚きである。(実は私も3年前に知ったのだけれど・・・。)
改憲の危機を迎えて、初めて憲法のすばらしさに気が付いた
ピンチをチャンスに変える、という言葉があるが、今まさに、そうすべき時である。「9条の会」は、「憲法9条を守る」という平和をテーマにさまざまな立場を越えて活動していこう!という会であるが、9条のみでなく、憲法前文や他の条項もとてもすばらしいものだと気付かされる。
一人一人が大切にされる権利、思想・信条の自由、など、当たり前のことのようだが、世界にはそれがない国も少なくないのだ。憲法の大切さに気づき、もっともっと憲法を活かせる社会にしていかなければ。しかし、今国会閉会中の継続審議になっている共謀罪が成立してしまうと、自由にものが言えなくなる。どんな場合に共謀罪が成立するのか、わかりやすいマンガにしたものがこちら
キョウボウザイ(共謀罪)ってなんだ?
たとえば、学生グループがタレントのCDをコピーして「余ったものは学園祭で売ろう!」という話になり、翌日に誰かが「著作権法違反なんだって」ということで売るのをやめたとしても前日に話し合った時点で共謀罪が成立する。戦前の治安維持法の復活と言われている。
川島町国道での朝のアピール
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