6月5日
身近な水環境全国一斉調査に参加
全国水環境マップ実行委員会のイベントに参加。
今年は第2回目にあたるそうで、廃棄物ネットワークで手分けして県内の数カ所を調査した。旧山川町内で山崎農業集落廃水処理場から学島川へ処理水の放流地点あたり3カ所を昨年調査したので、今年も同じところを、ということで蒸し暑い中ネットワークメンバーのMさんと出かけた。
検査項目を何にするかで、事前に廃棄物ネットで議論の末、CODと電気伝導度を測ろうことになった。CODは簡単な検査キッドを使って、電気伝導度は事務局の深田さんのところに持ち込んで測ってもらった。
調査地点は、山崎農業集落排水の終末処理水が学島川に合流する地点(1)とその約200m下流(2)とそのまた約200m下流(3)の3カ所、これは昨年と同じ。
そして昨年閉鎖された旧山川町馬見尾の安定型・管理型最終処分場から地下水のしみ出ているところ(4)の合計4カ所。結果は表の通り。
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COD |
電気伝導度 マイクロジーメンス/cm |
(1) |
4 |
166 |
(2) |
8以上 |
290 |
(3) |
8以上 |
250 |
(4) |
8以上 |
848 |
(参考:阿波市の水道水の電気伝導度は156)
COD10以上というのが「トイレや工場から出る汚れた水」となっており、「農業集落排水により学島川がきれいになった」というけれど、その効果もわずか数百メートルということか。(ちなみに事業費は12億円かけて240戸約850人の家庭雑排水を処理する。各戸に120万円の合併浄化槽をつけたとすると3億円未満で済んだことになる。)
また、処分場の下流の湧き水は、電気伝導度がかなり高く、何らかの危険な物質が溶け出している可能性が高い。この簡単な調査では物質の特定は出来ないし、必ず危険だとの断定は出来ないが、継続的で詳細な調査が必要であろう。
CODとは?
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