7月12日
環境政党 議席獲得ならず
全国比例区の開票では、山川町と川島町では開票立会人も出て下さって、それぞれ午前1時過ぎ、午前2時過ぎに終了した。立会人の方に心からお礼を言って帰宅。
議席が確保できるかどうかはその時点では不明。インターネットの開票速報を午前4時頃まで見守っていたが、政党の得票率が、1.3%を上がったり下がったり、残り1議席となって女性党(その時点で1.6%前後)との差が縮まらない。
開票率80%を超えた時点で議席獲得は困難と判断し、パソコンを閉じた。
残念無念。環境政党の生き残り、みどりのテーブルをつくる、という夢は消え去ってしまった。
敗因分析はいろいろあれど・・・
比例区の結果はこのとおり。朝日新聞社「アサヒ・コム」
みどりの会議は全国で903,775票を獲得。得票率1.61%、何とも残念な結果だった。代表の中村敦夫さんは「砂漠に水を撒くような選挙だった」と総括したらしい。
徳島の勝手連元代表の住友氏は選挙前に「みどりの会議の理念にはおおいに共感するけど、この選挙は映画「ラスト・サムライ」みたいなもんでしょ。ダメだと思うよ」と言った。
TVや全国紙などマスコミがほとんど5政党以外のミニ政党をとりあげなかったのが一番の敗因かな。という人が多い。確かにそうかなと思うけど、比例全国区って実はそういうものらしい。
というのは、ある市民活動のサイトにある「市民選挙の戦い方〜国政選挙編〜」に「全国比例区だけに10人候補者を出すのでは勝ち目はない。必ず、東京・大阪に選挙区の候補者を合わせて出すこと」というような記述があったのだ。敗因はこのあたりかもしれない。
徳島県は「みどり」大健闘
全国得票率は1.61%だったが、徳島県はダントツの約5.9%を獲得。(4%台、3%台はナシ、2%台が4都府県、あと1%台多数、0%台多数)脱ダム元村長、藤田さんというすばらしい候補者を擁した所以だろう。もしも全国で徳島並みの得票率があったら、2人当選させることが出来たのだ。
地元山川町では6%以上獲得し、選挙区の東条恭子さんも得票約2800票で小池さんの約2500票を上回った。術後で万全の選挙活動が出来なかったけれど、地域に改革の芽がしっかりと根付いたことが表れていて、私にとって悔しい結果の中でのせめてもの救いであった。
4月に徳島市長選で姫野さんが破れたことで、一時は選挙にならないのではないかと立候補を断念しかけた藤田さんであった。選対も人手不足で、公示日前日の事務所でのミーティング参加者は4名、15万枚の選挙ハガキを書ききることが出来るのだろうか、選挙カーを毎日出すことが出来るのだろうか、何百万円も赤字が出るのではないだろうか、と数々の心配を全て多くのボランティアとカンパで乗り切れたことは誇りである。
異常に暑い夏
今年は5月の気温が30度を超え、最近関東では40度以上を記録、北陸では水害、徳島は水不足、世界的にペルーでは大寒波など、異常気象との報道だが、最近は異常気象が頻繁になってきて「通常が異常気象」になっている。地球温暖化の影響が最悪のシナリオでやってくるのではと危惧せずにいられない。(「温暖化の影響で海底に閉じこめられ液体化した二酸化炭素が空中に出てきて空気中濃度が3%を越え、80年後に人類は滅亡」と予言する日本人科学者もいるようだ。)
年金や財政・雇用問題に関心が高まるのは無理ない話だが、「世の中お金が第一」と言っていられない時代はそこまで来ている。生存できる環境あっての景気であり経済である。
今回、全国の市民運動の方たちと共に「みどりの理念」「環境政党の必要性」を訴えた国政への挑戦。やはりやらないわけにはいかなかったし、やるからには120%誇りの持てる政策でやりたかった。
その意味ではしがらみもなく、とてもすっきりした選挙だった。
願わくばそれが「砂漠に撒いた水」でなく「土に蒔いた種」であってほしい。
それにしても、今後も国政に市民派議員を送り出すのはますます難しい日本である。(公選法上、お世話になった方々へのお礼の言葉は掲載できません。ご了承下さい。)
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