4月1日
3つのおめでたいこと
いよいよ新しい年度のスタートとなったこの日、3つのおめでたいことがあった。
その1 阿波十郎兵衛屋敷リニューアルオープン
これまで県観光協会の施設だった阿波十郎兵衛屋敷(徳島市川内町)が、来年の国民文化祭の徳島県主催もあり、県営となってリニューアルオープン。約7千万円を投入し、屋根だけであった劇場に新しい壁がついた。梁や天井には那賀川流域の県産杉がふんだんに使われている。100年杉だという。阿波踊り、阿波藍とならんで、阿波人形浄瑠璃に光を当て全国に世界に発信したいという県の意気込みが感じられるオープン記念式典に、地元の方々や人形座を支えてこられた方々が多数来場され、今後の阿波文化の継承、発展に希望を持てた式典だった。
その2 徳島初! コレクティブ・ハウス
友人の林夫妻が、建築士:間健次さんの設計で、コレクティブハウス「なじみ」を新築オープン。コレクティブハウスとは一見普通のマンションに共用の調理場とロビー(応接室)などがついているというもの。核家族化、一人暮らしの増加という社会現象の中、北欧で始まったものらしい。それぞれの個室にも台所やお風呂はついているので「プライべートはしっかり確保されつつもお隣さんと緩やかに関わる」というもので、昔の長屋感覚か。共働きの夫婦の子育てにも良い意味で影響するだろうし、高齢者は病気になったとき、もしもの時に安心できるだろう。建物は風の通りが良く、なかなかおしゃれなデザイン、屋上菜園や林さんの藍染め用アトリエもある。 林夫妻の新しい試みに乾杯だ。
その3 本当にうれしい、太陽と緑の会いよいよ復活!!!
昨年2月に火災で全焼したNPO太陽と緑の会。20年以上地域に根ざし、様々な障害を持ったメンバーが「リサイクル」という仕事を持つことで、社会貢献と自立を実現しているという世界に誇れる場所がいよいよ復活!!新しい建物は火災保険と2,000万円以上のカンパと沢山のボランティアの力で完成した。この日の復活式には80名以上の方々に感謝状が贈られ、いつ誰が指名されて祝辞を言わされるかという、ドキドキの式典だった。私は議員仕事の片手間に月に一度の募金活動(半年間)と復活大作戦:会計係をさせていただいただけ(実質はますこ事務所の優秀なスタッフKさんが担当)なのだが、これまでもらった賞状の中でもこの日の感謝状が一番嬉しかった。復活大作戦に集まった多忙な友人たちの優しさにも心から感謝。街頭募金では通りすがりの沢山の人の善意に触れた。お財布の小銭を全部ひっくり返してくれた車椅子の少年もいた。またメンバーのひたむきさにも触れて、気がつくと逆にこちらが元気づけられていた。これからも太陽と緑の会の運営は大変だろう。でも、これからも沢山の人々に希望を与える場所であってほしい。代表の杉浦さん、事務局の小山!さん、ボランティアスタッフのみなさん、メンバーのみなさん、本当におめでとうございました。
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