8月3日
総務委員会県外視察 〜兵庫県三木市NEDO〜
常任委員会は、6月議会前に県内視察(県央、県南、県西)と、9月議会前の夏に県外視察を行うことになっている。県央は日帰り、県南と県西は1泊2日、県外は2泊3日。
県外視察はなぜか北海道や沖縄が多い???が、私はまだ一度も北海道や沖縄にあたったことがなく、これまでのところ観光要素もなく真面目な視察ばかりだ。県西部はいつも三好郡内で4時頃視察が終わって、翌朝10時頃旧美馬郡内で始まることが多く、これまではいずれも宿泊はぜずに帰宅して翌朝駆けつけた。
また、県外視察は食事が3食とも豪華すぎて、加えて運動量が少なく2泊3日ですっかり身体が変になってしまう。ホテルもほとんどツインルームに1人で泊まる贅沢さだ。もうちょっと普通にできないものかといつも思うのだが、いろんな考え方の議員がいるので、事務局は要望に応えるのに大変なのだろう。視察で学んだことをしっかり県政に生かせればいいのだろうが。
視察では大抵説明を受ける部屋に、「委員席」がきれいに整えられ、委員長があいさつをし、受け入れ先に代表者があいさつ、担当者が資料を基に説明、委員たちが質問の後、現場見学、というふうに進んでいく。
今回は徳島から兵庫県三木町〜愛知県立美術館〜万博〜三重県税回収機構〜徳島と貸し切りバスの長旅。私は2日目の午後から東京で雨水国際会議のため、1日目のみの参加となった。
世界一の地震実験施設
ここにはXYZ軸の3次元の揺れを振り幅1メートルで再現できる20m×10mの実験台があり、その上に、コンクリートや木造の建築物、構造物を置いて揺れによる破損状態などを調べるようになっている。
アメリカと共同研究、この日も合同チームの会議が行われていた。
国立から独立行政法人となったがここで得られたデータや研究成果は国民の共有財産としてHPに公開されるということだった。
設備費450億円というが、阪神淡路大震災の被害額は12兆円と言われていて、この研究によって建物の耐震性が画期的に高まれば決して高くないのかもしれない。
民間も利用できるらしいが、公的機関であれば経費の半額、データを公開すれば3分の1、などと割引料金が設定されている。
敷地内に放射性廃棄物を海中深く沈めるコンクリートの円柱が置いてあった。耐震性をチェックするのだろうが、料金はフルで払ってもらうという説明だった。そうか、やっぱり得られたやばい(危険な)データは秘密にしておくということか。
南海・東南海地震対策を議員としてのライフワークにしている西沢さんが、県内視察の時に「地震で一番恐いのは原発なんだよな。事故になったら、日本全国どこにも人が住めなくなる。共産党がこの問題に取り組んでくれないかな。」とぼやいていたのを思い出す。「共産党が」とはなんとも他力本願、無責任な話だが、自民党も共産党も党派を超えて取り組めないものだろうか。
愛媛県にある四国電力伊方原子力発電所が、ウランより極めて危険度の高いプルサーマルを混合した燃料での発電を決め、愛媛県も今年それを受け入れることを決定した。コストもウラン単独の14倍の値段だそうだ。東京電力や関西電力など他の電力会社がやろうとしないわけだ。なぜ小さな四国電力が、コストも高くより危険なプルサーマルを日本で初めて引き受けることになったのか。小さいがために国の圧力に屈したということなのだろうか。
伊方から吉野川市まで約200km。チェルノブイリ事故では高濃度放射能汚染地域は半径600kmだった。私に出来ることは何か?とりあえず、パンフレットを取り寄せてまわりの人たちに知らせていこう!
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