10月28日
衆議院議員選挙が始まった。2大政党制に期待
徳島は1区から3区まで、全て民主、自民、共産の3つ巴の選挙となった。
私は無党派なので、基本的にはどこの政党も支持していない。
しかし、60年間自民党が政権を担ってきた結果が、私のような素人が議員に出なければならないような今のこの国のひどい政治状況をつくってきた。
もし、欧米のように2大政党制が実現して、政権交代が頻繁に行われるようになったら、より国民の方を向いた、より民主的な政治が実現するに違いないと確信している。
2大政党制に一番近い党はどこか?
ということで、社民党も新社会党も共産党も、それぞれの良さはあるけれど(もちろん自民党にも少しはあるのだろう・・・)
今回は民主党の躍進に期待して、
いや、民主党を躍進させるために、応援することに決めた。
吉野川の未来は?
もうひとつ、マニュフェスト選挙ということが話題になっている。
これまでの「公約」から、より数値目標や期限が明確に記されている
マニュフェストで政権を選ぼう!ということだが、これはいい傾向だ。
県議選や町長選の時の相手候補の公約を読んだけど、どれも当たり前のはやりのこと(たとえば、循環型社会をつくる、とか高齢化社会に備えて福祉の充実とか、思いつく限りのことが全部並べてある)が書いてあるだけで、全く心に響かなかった。
今回私が民主党を応援する最大のマニュフェストの項目は「吉野川可動堰完全中止」。
早くけりをつけて、流域の森林整備に手をつけていかなければ、海、川、森、全てが手遅れになってしまう。
地元がいらないと言っている1030億もの建設費を使う大型公共事業の典型だ。真の地方分権が実現して、その補助金を直接徳島が本当に必要なものに使えるようにしたいと高井美穂さんは出発式で言っていた。
高井美穂さん
私は個人的に、高井美穂さんが大好きだ。
彼女は2000年の総選挙に27才で出馬し、
現職を1万7千票差まで追いつめたが惜敗。
それからコツコツと選挙区を歩き続けて努力を重ねた。
TICOの会員になってくれていて、会報に「会員便り」を寄せてくれたことがあった。
彼女が政治家を目指すきっかけのようなことを書いてくれていたのだが、
この文章は、私が出馬を迷ったとき決心するきっかけとなっている。
彼女は私のちょうど一回り年下だけれど、
「美穂ちゃんが頑張るのなら私も!」と思ったものだった。
あれから彼女は、結婚し出産もした。
お腹の中にまだ紫乃ちゃんがいる頃も精力的に活動していて、
TICOの地球人カレッジに来てくれて、「あとちょっとだね」って言っていたら、政治活動を頑張りすぎて11月出産予定なのに8月に1400gで早産してしまった。
幸い、紫乃ちゃんはすくすく育っている。
賢く、がんばりやで、心が温かくて(周りの人一人一人をとても大事にする)、情熱家で。
こんな彼女を2度も落選させるような徳島であってはならない、と心から思う。
出発式では、心からの彼女の想いを聞いて、「やらなければ!」という気持ちがフツフツと湧いてきた。
大粒の涙をポロポロ流しながら、しかし本当にしっかりとした口調で力強く訴える彼女の姿に涙した人が何人いただろう。
私も本当に勇気づけられた。
麻植郡は3区
そして、3区には仁木博文さんという好青年が立候補してくれている。
小学生の時、ロッキード事件に怒り政治家を志したという。
若い、情熱を持った候補者、お金のない人でも、選挙に勝てる世の中に少しづつ変えていきたい!
そうなれば、きっと日本はいい政治家でいっぱいになるに違いない。
今日から「投票に行こう!」のプラカード立ちを始めた。
表は「政治にいのちを!」仁木さんは医者だからと、勝手連のMさんのコピーだ。
自民党に真似されてるし、数でも動員をかける彼らに完全に負けるだろうけど、気持ちでは負けない。
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