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活動日記 2月1日〜3日 |
4月18日 県内の8つの団体が、徳島県〈知事〉に要望書を提出することになり、豊岡県議と担当課に付き添った。要望の内容は次のとおり。
11月議会で出された「食の安全・安心推進条例」では、遺伝子組み換え作物の栽培について「他の作物との交雑混入を防ぐ」とだけの条文、具体的な防止策はガイドラインで決める、ということになった。 *** 県のGMガイドライン検討委員会のやり直しを求める書 傍聴を終えてー 2006年3月20日にプリンスホテルにおいて行われたGM作物栽培ガイドライン検討委員会のやり直しを求めます。その理由は座長になられた方の発言がその立場の条件を満たしていない方だったからです。 まず、座長は「例えば納豆がGMかどうかを見て買うのはほとんど趣味の世界である」というような内容の発言をしております。これは消費者の、本人や家族の健康を願う真摯な気持ちを全く理解、共感できない人の発言です。また、消費者は国が安全といえばそれをうのみにするほど無邪気ではないのを知らない、アスベスト、エイズ汚染血液製剤、水俣病、私達は何度も国に裏切られたのです。そのことを座長はどのように考えておられるのでしょう? しかも、座長はGMの安全性は食品衛生法でわかっているとおっしゃりながらGMはまだ10年ぐらい経たないと(安全性が)わかるようにならないだろうと矛盾した発言もされております。 また、例えとして「BSE牛肉はふぐよりも安全なぐらいだ。ちゃんと危険部位を除去すれば問題ない、科学的にやれば問題ない」とおっしゃいましたが理論がそのまま社会で実行されないのが現実なのです。危険部位の背骨肉が混入していた事実を排除してしまう人がどうやってGMのガイドラインを考えられるでしょう。 科学的に考える立場で実際に買い物をする人々の現場の意見を統括、抑圧しようとするのでは検討会の意味がありません。 *** 県のガイドライン草案への意見 徳島県は本県でGMが栽培される可能性は非常に少ないとの前提においてガイドラインを作成しようとしているが故に実効性のないものとなりつつあります。食用作物の規制だけでは研究用、観賞用、資料用、医療用は野放しとなり、それらより食用作物汚染、混入は誰も知らぬまに起き得ます。それでは全くガイドラインの意味がありません。むしろ故意に誤解を招くためのものに見えます。 「交雑・混入が起きた場合その原因を特定するのは難しいし当事者間でその賠償については民事で争ってもらう」と県の担当者が述べています。まさに県は遺伝子汚染の被害に何も責任はとらないことを明白にしています。 また、混入、汚染、風評被害が起きた場合の県の対応、対策を明確にしない限り「ガイドラインを作れば県の仕事は終わり、あとは知りません」の無責任なものになってしまいます。あらゆる事態を想定して細かく規定する必要があります。 例えば、もし資料用作物が栽培され、一般食用作物が汚染された場合、ガイドラインに従ったのに近隣植物が汚染された場合。等々、ガイドラインを作るからには有効であとでもめないものを作るべきです。 *** この日、市民団体に対して、県は真摯な態度で話し合いに臨み、申し出については「今後可能な限り検討する」と答えた。私は担当の経済委員ではないが、豊岡さんや本田さんが経済委員だし今後の委員会での議論や県の対応に注目したい。 |
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