11月11日
衆議院選終了。民主躍進の蔭に泣いた小政党
衆議院選挙が終わった。
全国的には民主が躍進、徳島でも高井美穂さんが比例区で復活当選を果たした。残念ながら仁木さんは後藤田さんに対して得票率57%という結果だった。(しかし6月末の出馬表明から4ヶ月半で5万票近くを取ったのはすごい!)
私の応援もコツコツと仁木さんのチラシポスティングを始めたのが2ヶ月前、選挙中は個人演説会の応援弁士やウグイスの助っ人と頑張ったけど、
どうにもしっくり来ない結果だ。
もちろん高井さんが代議士になれたことは無条件で嬉しくてたまらない!
しかし、民主躍進の蔭に泣いた小政党、
特に護憲や平和の騎手である政党が大きく議席を減らし、
憲法改正(代議士の3分の2以上の賛成で成立)も怖い・・・。
徳島での私の選択、行動は間違っていなかったと思うし、
もう一度選挙があっても同じことをしただろう。
が、どうも小選挙区制というのはいけない。
2大政党をつくるメリットは政治に緊張感が生まれるという意味では確かに大きいが、願わくば、小政党も元気で且つ2大政党が出来てほしいところだ。
民主が増やした議席は、小政党と自由党から移ったもので、
次の選挙で政権交代のためには、徳島2区や3区のような地方で自民に勝つことが必要。そう思うと道は遠い気がしてくる。
吉野川の問題については最悪の事態は免れ、
県の代議士では可動堰推進派が4名、中止派が2名となった。
ます子は後藤田派?
私が仁木さんを応援することをマスコミに対してもおおっぴらにしたことに対して「吉田さんの支持者に後藤田さんの支持者もたくさんいるだろう。勇気あるなあ。」というようなことを言ってくれる人もいた。
そんなことを考えたこともなかったのでちょっと驚いた。
そうか、フツウの政治家はそういう考え方をするんだ。
阿南市長選の候補者もそうだしな。
自分の価値観をぼやかして周りの状況を判断するようでないと
政治家とは言えないのかも。でもそういうの嫌だな。
後藤田さんの支持者と私の支持者は決してダブらないと思っていたが、
そうではないらしい。
投票日の2日前に事務所の留守電に
「吉田さん、明後日はちゃんと後藤田さんに入れますけん。」
と支持者のばあちゃんから。
「・・・・。」
慌てて電話したら、私は後藤田派だという噂を聞いたらしい。
人の良い田舎の人は、昔から後藤田正晴さんのおかげでいろいろな事業で麻植郡が潤った、というスリコミのようなものがあり、自民党、後藤田というブランド名だけで投票する人が多いようにも思う。
私にしても、「吉田先生(夫)に命を助けてもらった」とか「診療所でお世話になってる」ということで投票してくれた人も多いに違いない。 時には「古い先生(夫の父:19年前に逝去)に助けてもらった」というのもある。
もちろん目的達成のために、とてもありがたい票だと思うのだが、
日本の(あるいは県政では徳島の)行く末を案じて投票してほしい。
人の世は本当に複雑だし、選挙に勝つということは、本当に大変だ。
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