9月15日
「汚職調査団の提言を生かす会」結成!
いよいよ9月議会で
汚職調査団の提言を受けた知事(県)の方針が出される。
「最大限に尊重する」という知事の言葉を信じたい気はする。
提言の3つの柱は
1)談合防止のために
- 一般競争入札制度の拡大
- 業者名の事前公表
- 入札参加資格の地域要件を全県一区に
2)知事・職員の倫理向上のために
- 外部を通報先にした内部告発制度を。
- 職員の贈与受け取り一切禁止
- 職務と関係する事業者への天下りを規制
3)職員への不当な働きかけ防止のため
というところだが、比較的やりやすい2)について、
県は用意できているようだ。
しかし、1)については、
先の県土整備委員会視察や臨時の委員会のとおり、
談合防止策が入札価格のダンピングにつながる恐れがあるとして
慎重にやろう、などと骨抜きになる恐れあり、
3)についても「正当な議員活動が妨げられる」
として自民党系議員の抵抗は必至の感じである。
議会で策が発表されてからあとに文句を言ってもなかなか聞いてもらえないだろうということで、県民の方から「県民は関心を持って見てるぞ!」というアクションを起こすべく、
「汚職調査団の提言を生かす会」実行委員会が開催された。
3、4日の口コミによる呼びかけで、参加者は約40名。
明日には記者発表し、県議へのアンケート、
知事を招いての座談会などを計画することになった。
飯泉知事は今頃何を思っているのだろう?
村上さん曰く
「飯泉氏の中に2つ立場があって、知事としての彼は提言を実行したいだろう。しかし政治家としての彼が、あれだけ自民党に選挙を応援してもらって、次もあることを考えると提言を易々と実行できないだろう。」
う〜ん、そうかも。
しかし、甘い考えかもしれないが「改革派の知事になる!」と言いきって立候補し当選、本音は、改革派の知事として全国でも名をあげたい気持ちがあるのではないだろうか?
東大〜総務省官僚とエリートコースを歩いてきた彼が、
42才(現43才)の若さで政治家に転身。
政治家としてずっと生きていくためには、
特に2期目も知事をやるためには
広く県民の支持を得なければならない、と考えているかも。
負けたと言えども大田さんの19万という得票は大きい。
自民党の言いなりになっていては、次の選挙でも苦戦するだろう。
利権に絡んだ人たちも普通の県民も両方納得するような
ミラクルな方策を探っているかも?
某有名寺院の住職Mさん曰く
「飯泉氏は、橋本大二郎高知県知事が大田さんの応援をしたとき、
『徳島県が転ければ高知県がいい目を見るからだ』
ということを言ったレベルの人だ。それがすべて。
調査団の報告の結果を骨抜きにするために知事になった人なのだ、
ということを思い出そう!」
そうだった、思い出したぞ。
しかし、しかし、
身近に飯泉氏の作り笑顔を見る機会が多い立場になってみると、
どうしてもそんな人間が存在することが信じられなくて、
「飯泉さんだって、みんなに尊敬される知事になりたいのではないだろうか?」と思ってしまう。
私が甘いのかどうか、9月議会ではっきりするだろう。
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