4月22日
徳島弁護士9条の会・設立総会
設立発起人のO弁護士からお誘いもあり、弁護士でない人も参加できるという「弁護士9条の会」の設立総会に参加した。
徳島弁護士会の54人の弁護士の何と30人が9条の会に入会されたという。すごい数字ではないか!この日は「中国に学校をつくろう!」と国際協力に落語に活躍中の笑福亭学光さん、徳島大の国際政治論の饗場助教授、津川弁護士をパネラーに憲法論議。300人の会場はいっぱいだった。
全国で、職場や地域などさまざまな「9条の会」が大小4,000以上結成されている。草の根の運動で平和論議が活発になることは、とっても良いことだと思う。法律の専門家である弁護士さんたちが「9条を守る」と旗を揚げて下さったこの日の会の結成は、私たちを含む一般人にとっても「とても心強いね!憲法は難しいって思っている人にとって、法律の専門家の判断は説得力あるよね!」と、終了後、豊岡さんとの話も弾んだのだった。
映画「日本国憲法」を観る
徳島9条の会のイベントとして、ジャン・ユンカーマン監督のドキュメンタリー映画「日本国憲法」の上映されることになった。チョムスキーなど世界の知の巨人たちに「日本国憲法」についてインタビューする形式で、憲法を国内問題として捉えない視点の映画だ。ナレーションもなく淡々としているが、憲法について新しい発見も多い。
「日本は2,000万人が命を落としたアジアの人々に謝罪していない。」(これは文理大の講義で武村正義教授も言っていた。)「9条こそ日本の謝罪」「加害国としての今後のあり方をアジアの民衆に誓ったもの」「9条放棄は謝罪の放棄」「東アジアの平和のためには今後EUのような経済共同体が必要」。憲法問題は日本国だけの問題でなく、世界の、特にアジアの問題なのだ。辺野古で座り込みを続けている方々の言葉も出てくる。「平和は流れてくるものではない。(今自分たちが座り込みを続けているように)<日本国憲法 第12条>この憲法が 国民に保障する自由及び権利は,国民の不断の努力によって,これを保持しなければならない、のだ。」示唆に富む言葉が宝石のようにちりばめられたこの映画、7月2日13:30〜教育会館大ホールで上映される上映後は監督自身の講演も行われるし、是非おすすめだ。
そして、岩波ブックレット「戦争って、環境問題と関係ないと思ってた」
尊敬する田中優さんが5月になって岩波ブックレットから出した「戦争って、環境問題と関係ないと思ってた」。彼は「Think globally Act Locally(地球規模で 考え、地域で活動する)」をまさに実践している「かっこいい」人。現代版:坂本竜馬と言えるのではないか。江戸川区の職員で、原発問題、ゴミ問題に関わるうちに、世界のお金の流れをかえなければ、環境破壊や戦争は止められない、と気づき、市民バンク「未来バンク事業組合」を立ち上げた。
この「意志を持った融資」「意志を持った貯蓄」の試みは広がりを見せ、今ではNPOバンクが全国で9カ所(準備会1カ所を含む)。5,6年前徳島でパネラーとしてご一緒して以来、大ファンになってしまった。いつかもう一度優さんを徳島に呼んで、多くの人に話をきいてほしい!というのが私の夢のひとつ。著書「環境破壊のメカニズム」「日本の電気料金はなぜ高い」も超オススメだ。
平和、平和と叫ぶだけではダメで、戦争の原因を分析し、自分の足下で出来ることを実行する。環境と平和を理念とし、小さなことでも行動したい(実際小さなことしかできないのだけれど・・・)私のツボに、前作同様またもピッタリはまった今回のブックレットは480円。たくさんの人に読んで欲しくて、ちょっとまとめて仕入れました。購入希望の方はご連絡下さい。
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