2月12日
たくさんの来場者に感謝!〜いきいき県政報告会〜
世に言う政治家の方々は、年のはじめに親睦の意味を込めてホテルや宴会場で「新年会」を開催することが多いという。私も来年の改選を心配して下さる方々から「新年会せんの?」と有り難いお声をかけていただいていた。
選挙事務所にボランティアで駆けつけて下さった多くの方々をお招きし、会費制の新年会をしようかな、と考えた。会場を予約し、ノートを見て招待状を出すのは簡単だった。が、私は今、特定の団体や個人の利権やしがらみにとらわれない吉野川市のみなさんの代表だ。選挙に関係なく、政治に関心のある方がどなたでも気軽に参加できていっしょに考えていただけるような、真面目でざっくばらんな県政報告会のほうが良いのではないか?「ニュースを配るも良いけれど、一度生の声で県政報告会をやるべき!」とお手紙を下さった方もいる。
かくして「普段着で語ろう!いきいき県政報告会」が実現することになった。
いろいろな方に口コミで宣伝していただき、私自身も2週間の間ほぼ毎日、町内を自転車でチラシをポスティングしてまわった。寒い時期でもあり、連休で法事や結婚式の方も少なくないし、団体にお願いして動員をかける訳でもない。あまりに少ない参加者だったら・・・、と不安な毎日だった。
いや、たとえ10人でも20人でも、県政についてみんなで真剣に考えることはきっとこの地域、そして徳島の将来のため重要なプロセスだと信じて準備した。
報告の内容は、「県議会とは?」「議員の役割は何?」の基本的なところから、世界、日本、徳島県の現状を共有し、議員として人間としてどういう視点で発言、行動していくのかということをパワーポイントを使って私自身が約45分間の報告。後援会長に就任して下さった県職OBの増富光さん(同じ自治会)に初めてごあいさつをいただき、仲間の豊岡和美議員も多忙の中応援に来てくれた。他に遺伝子組み換え食品のお話を山川町在住の百姓作家・今関知良さんにお願いした。まさしく今、県が「遺伝子組み換え作物の他の作物への交雑・交配を防ぐガイドライン」をつくろうとしているからだ。
この日は晴れの天気予報にも関わらず、朝から雨が降ったり止んだり、徳島市や鳴門市では一時吹雪という寒い一日となった。にも関わらず、本当に沢山の人が足を運んで下さって会場はいっぱいになった。用意していた資料や受付用紙ではとても足りず、お手伝いスタッフは嬉しい悲鳴。私も感激のひと言。これからの頑張る元気を沢山いただいた。
閉会時にひと言お願いした薬草博士で名高い真鍋佳資さんは「昔、自分が支援した候補者は、選挙前に一軒一軒お願いにまわった。そして当選後に一軒一軒お礼にまわり、一軒一軒にお餅を配った。でも、私たちはそんなことを議員に望んでいるのではない。吉田ます子さん、これからも頑張って、しっかり報告もしてほしい。」と、温かい阿波弁で言ってくれた。涙が出た。
社会を変えるのは人々の愛、そして「愛」の対義語は「無関心」だ(マザーテレサの言葉)。「関心」を持つ人を増やしていく、これが私に出来る最大の仕事。
この日のために沢山の方がポスティングのお手伝い、また私の知らないところで、友人・知人への声掛けをして下さった。司会担当の中村純子さんはこの日が自分の引っ越し当日だというのに「いつも頑張ってるます子チンのお手伝いできる機会だから。」と時間を割いてくれた。写真を頼んでいた事務所スタッフのKさんが足りない資料のコピーで忙しく写真を写せなかったのだが、友人Gくんはお願いしていたわけでもないのにちゃんと写真を撮ってくれていた。
共に歩く仲間がいる、幸せなことである。
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