2012年 謹んで、新年のご挨拶を申し上げます。
近年、年が明けても「おめでとう」と言いにくい世界情勢が続いていますが、今年は多くの日本の皆さんが、同じ気持ちでお正月を迎えられたことでしょう。「謹んで」というのがふさわしい年明けになりました。
年賀状には、それでも希望を持ってこう書きました。
昨年は原発震災により、エネルギーや電気についてとことん考えさせられた年でした。我が 家は薪のクッキングストーブを購入、暖房と料理(料理人は修)に併用しています。益子は徳島再エネ協議会の(12月発足)に奔走しました。今年こそ、良い年になるといいですね。
原発事故以来、体の調子の悪いのを押して、福島に調査に通い続けてい らっしゃる長野の友人のSさんから、折々に送られてくる写真をご紹介します。
これは、南相馬市の津波によるがれきです。撮影日は1月10日早朝。南 相馬市の市長さんはかつて廃棄物処理施設の裁判を闘われた方だそうで、こんなに丁寧に整然と分別されても行き場のないがれきに胸が苦しくなります。
放射能事故の責任は重いけれど、何もしなかったことは責任に加担したこととの反省を込めて、撮影者の許可を得て掲載します。
なお、誤解のないように書き添えますが、私は、震災がれきの受け入れに ついて、被害を西日本に拡散させるべきでなく、安全な土地を守って安全な農産物を作り、被災地の人々にも提供することが西日本の役割だと思っています。
食べ物による内部被爆は、汚染されていない食べ物の摂取によって低減できるとの医学的調査結果があるようです。そして、安全な土地への被災地の人々の受け入れももっと進めるべきでしょう。雇用をつくることが大事です。





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