7月12日
参議院選挙公示〜争点は年金だけじゃないけれど!〜
5000万件以上の「消えた年金問題」、事務所費問題で農水相自殺の「政治と金問題」で、安部内閣の支持率急降下の中、参院選が始まった。私たちの投票権は2種類、徳島選挙区と全国比例区だ。
「日本の国のカタチ」を決める憲法改正の問題は争点にはならず。もちろん平和のこと、憲法9条をどうするのかは「もっとも大事なこと」だと私は思うけれど、考えてみれば憲法が争点にされてしまったら、護憲派が数にして負けることは絶対的なのだから、「憲法を争点にしてはいけない、9条は選挙でなく、国民投票で決めよう!」というある友人の言葉には一理あると思う。
地方区
徳島選挙区では、昨年談合で実刑判決を受けた会社をかかえる(社長は弟)自民3期目の挑戦の現職と、サラリーマンを退職し政治に懸ける民主党の新人、共産党新人の3人が立候補。「国民の意思を結集し、長く続いた自民政権を、とにかく一度反省させたい!」という思いから、私は民主党の新人を応援する。憲法問題をはじめとして共産党の主張にも、もちろん共感するが、自民と競り合う民主を応援せずに共産を応援することは、結果的には自民の応援をするのも同じこと。憲法9条に対する民主候補者の認識を確認し、選挙ハガキにプラカード立ち、選挙カーのウグイスなど、できる限りの応援をしていこう。

全国比例区
3年前の参院選では「平和と環境」のみどりの政党をつくろうと、術後の身体を押して選挙カーに乗り込み、身体を張って「みどりの会議」を応援したことが懐かしく、そしてほろ苦い思い出だ。今回、比例区の選択の基準は憲法改正問題。尊敬する藤田恵さんが、「9条ネット」というミニ政党から、前国立市長の上原公子さんが社民党から出馬。共産党にも社民党にも議席を伸ばしてほしい。護憲勢力が一人でも増えることを願うのみである。

そして3番目の投票権を
〜東京選挙区にみどりの仲間、薬害エイズと闘う川田龍平くん〜
残念ながら私たちには東京に選挙権がないのだけれど、この選挙でもっとも期待する新人として、みどりと平和の仲間、川田龍平くんが東京選挙区(定数5)から出馬している。無所属で、組織のない苦しさに加えて、薬害によるHIV感染でエイズ発症を抑える薬を4種類も服用しながら文字通り命がけの闘い。購読のメルマガからは毎日の街宣の様子が伝えられ、「明日は東京に行けないか?」と、いても立ってもいられない気持ちだ。しかし、その旅費を使って東京の知人に電話をかけよう!と思い直す。現在、自民の丸川珠代元キャスターと熾烈な5位争いの状況の様子。何とか奇跡を起こせたらいいのだけれど。東京にお知り合いのいる人、龍平くんをぜひよろしくとお伝え下さい。
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