吉田ます子のでんでん日誌 |
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活動日記 2011年5月4日 |
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5月23日 12:00〜 阿南市にて仁木博文と語る会 民主党の代表が小沢さんから鳩山さんにバトンタッチし、総選挙に向けて仕切りなおしの徳島3区選対会議があり阿南市に出かけていった。片道90分はちょっとしんどいが、木頭の田村好美さん、海部の西口さんの元気な顔に久しぶりに会えてうれしい。 「総理にふさわしい人」アンケートでは鳩山さんが現職の麻生総理を10ポイント以上リードという嬉しい結果だが、徳島3区での勝利がなければ政権交代はないだろう。四国の小選挙区では、ずっと民主党の1勝12敗が続いているのだし、仁木博文さんの惜敗率は四国で真ん中くらいだし。昨年11月初旬に総選挙とにらんでの準備から半年が過ぎ、候補者や家族、関係者は精神的にも体力的にもしんどいだろう。事務所の維持経費は大変だろうし、そのことが精神的負担に追い討ちをかけているに違いない。 この日、3区各地から200人が集まり、5月としては炎天下での集会となった。候補者は「応援してくれる皆の期待に応えなければ・・・」と苦しいと思う。フツウの医者(仁木さんは産婦人科医)をしていれば少しは楽に生きられるかもしれない。しかしこのような社会を放っておけない人類愛が、彼を動かしているのだろう。政治とは「人間愛」、高井美穂さんの檄の言葉「人間愛の勝利」が頭をよぎる。 仙谷由人さんの落選 この日、43歳のお誕生日を迎えた仁木博文さんに、仙谷由人代議士が世襲選挙の批判と地元を歩くことの大切さを仙谷節に乗せ心のこもった檄を飛ばした。「民間の会社は世襲で出来の悪い経営者になってもつぶれればいいが、国や自治体はつぶれると困るのは国民。」「この長い期間、仁木くんは砂を噛むような思いで3区を這いずり回っていることと思う。彼が一皮も二皮もむけていくのが傍でよくわかる。2度の落選から、その理由を反省しながらの6年だっただろう。
自分も2期目、落選後の3年4ヶ月はそうだった。金持ちではなかったがそれなりに恵まれた人生を送ってきた自分に「お前はまだまだ勉強が足りない。修行をつめ」ということでの落選だったのだと思う。その間、生活は苦しかった。弁護士の仕事を請ければ食べていけるのだが、それをせずにひたすら選挙区を這いずり回った。徳島の人たちの生活の中から聞こえる声を直接聞き、肌で感じることが出来て、それを政治に反映させるためだ。」 私がまだ「センキョ」というものに関わるずっと前、仙谷由人さんの落選(2期目の選挙)を話にはきいていたが、この日、本人からこのことを聞けてとてもよかったと思う。私は彼のような人類愛をもてるのだろうか。 15:00〜 田んぼの生物多様性 文化の森で、自然保護協会徳島支部の公開講演会「食も農業も自然保護も楽しくする生物多様性」、講師は嶺田拓也さん。6月13日の地球温暖化セミナー「生物多様性って何?」の主催者として参考になればと聞きに行ってきた。
嶺田さんは1967年生まれ。有吉佐和子の「複合汚染」や福岡正信の「わら一本の革命」に影響を受け、NHKの「明るい農村」のファンだったという変わった子ども時代。大学も農業を専攻し、田や畑を借りて農業にかかわるが、理想を掲げて農の世界に入った農業者たちが「農は自然からの収奪」という矛盾に苦しむのをみて、大学院では雑草研究会に所属する。 彼の考え方は「雑草も田んぼを作る大事な構成員」というユニークなもの。50種以上の雑草が絶滅の危機にあるそうだ。雑草だらけの我が家の畑を思い浮かべながら、複雑な気持ちで聞いた。彼の行う田んぼの草花調査には小学生から70代まで、JA、生協など多くの参加があるようだ。 19:30〜 地球人カレッジ:ザンビアの小規模ローンは希望となるか この夜は地球人カレッジもあり、車の移動も暑い日で疲れ気味、夕方になり家でサボりたい気持ちを奮い立たせ、TICOのスタッフとしてザンビアで2年間がんばってくれた山本ひとみさんの報告を聞きに行った。 彼女はたくさんの優しいまなざしで捉えた写真と独特のポレポレ感(ポレポレとはスワヒリ語で「ゆっくりと」という意味)溢れる語り口で2008年度の報告をしてくれた。
印象に残ったのは、小規模ローンというプロジェクト。4、5人から、数十人の「グループ」を対象に無利子で1.5ミリオンK(ザンビアクワッチャで約2万3千円)を、養鶏、養豚、コンビニ出店、保育園などの事業に貸し付け、連帯責任で返済してもらうというもの。3年間で20事業への貸付を行い、12事業が完済、8事業が返済中、1事業が返済困難の様子、ということだ。 持続可能な援助は本当に難しいが、返金後もザンビア人の手で事業が続いているというのはなんともすごいことではないか!この日は偶然にも山本さんの前任者の江橋さんが神戸からオートバイで遊びに来てくれていて、参加者の質問に一緒に答えてくれた。
たくさんの大学生(23名!!)も参加し、その後TICO道場で合宿となった。ひとみさん、2年間本当にご苦労様でした。薄給にも関わらず、よく頑張ってくれました。詳しくは山本さんのザンビアでのブログで読むことが出来ます。 |
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