吉田ます子のでんでん日誌 |
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活動日記 10月15日 |
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8月23日 「地球温暖化を考える市民アクション2008」で親しくさせていただいている、NPO法人一歩会の代表、新開さんは元気いっぱいのステキなおじ様。たくさんの人を巻き込むさまざまなイベントの仕掛け人だ。阿波踊りクリーン作戦や、お遍路道ゴミゼロ作戦など、そのエネルギーは途絶えることを知らない。 5月に、40万人都市のゴミゼロ宣言で有名な町田市の元職員を連れてこられ、徳島と山川で講演された。この講演に触発された鳴門市民、川村俊子さんが、地元のキョーエイの店長さんを体当たりで説得し、県南に続いてキョーエイ鳴門店で、レジ袋のない日が実現した!!
ゴミ問題のことでたまに彼女の悩みを聞いていた私は、このことが大きく報道された新聞の笑顔を見て思わず「やった!」と叫び、涙ぐんだ。地元の中学生ボランティアも巻き込んで、エコバックを手作りし、第2,4土曜日の9:30〜12:30には、レジ袋を出さないことを決めた鳴門キョーエイで、手縫いのエコバックを500円で貸し出し、次回に回収したときには全額返金する。 お披露目の8月9日には、応援に行けなかったので、2回目のこの日、鳴門に激励に出かけた。鳴門キョーエイは、土曜日とあって買い物客で賑わっていた。オトコマエの若い店長さん(店内を良く動き回り、売れ筋商品が数少なくなっているところを見つけては、すかさず手持ちマイクで自らアナウンスしていた。かなりやる気が伝わってくる人だった。)によると、この3時間のお客さんは約600人、レジ袋1000枚ほどの節減効果という。 「始める前は、客離れや不評を心配しましたが、やってみたら意外と好評でした。良いことは自信を持ってやっていいのだと勇気付けられました。」と、こちらも勇気付けられることを言ってくれた。店長さんの心意気が嬉しく、帰りに2階のバーゲンでたくさん買い物をしてしまった・・・。 ボランティアの苦労 この日は中学生がたくさん手伝ってくれたようで、大人のボランティアの方たちも嬉しそうだった。しかし、3時間も各レジに立ちっぱなし、一人ひとりのお客さんに「よろしければ、紙袋をご利用ください。エコバックもいかがですか?」と一生懸命声をかけ、帰るお客さんにはこれも一人ひとりに「ご協力ありがとうございました。」と頭を下げて声をかける。ゴミ削減のため、温暖化防止のため、お互いのためにやっていることであり、同じ市民なのに、苦労する人と、頭を下げられて当たり前のようにしている人、ごくまれではあるが中にはレジ袋がなくて怒る人もいたという(紙袋はあるのに)。
なんだか釈然としない光景。比べて、富山県のように県を上げてレジ袋を廃止(または有料化)したところ、京都市、町田市や杉並区、長野県の飯田市などの取り組みは気持ちがいい。レジ袋だけがゴミ問題解決や温暖化対策の全てではない(むしろものすごく小さなことかもしれない)のだが、温暖化を2℃以内に抑える(=2050年に先進国の温室効果ガスは50〜80%削減)ためには、出来ることはすべてやっていかなければならないし、レジ袋が全てのきっかけになることもありうるのだし。
それにしても、普通の市民がこんなに苦労しなくても、政治や行政にはもっと頑張ってほしいものだと強く思う一日であった。みんながマイバックを持つことが当たり前になってくれればいいのにな。 (ちなみに私はマイバック歴20年です(エヘン!!)。でもお隣のスーパーでは、マイバックの人を未だ見たことがありません(悲しい・・・。)
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