4月22日
よかった!感動!!〜東洋町民の選択〜
東洋町長選挙で、核のゴミ持ち込み反対派の沢山さんが当選しました。投票率89%、ダブルスコアでの圧勝が嬉しい!自分の落選のむなしさもいっぺんに吹き飛ぶ出来事です。沢山さんの「貧しくてもいい、豊かな自然の中で互いに助けあい、ゆっくりと暮らせるまちにしたい。」という言葉にとても共感します。お金があればそれで幸せになれるのか、豊かさとは何か、日本人の価値観が問われる選挙でした。本当に嬉しい!!このような選択をした「はちきん」たちのいる四国、未来に希望が持てる出来事です。
しかし、原発がある限り、核のゴミ捨て場はどこかに必要です。30年前の六ヶ所村の村長選挙は東洋町と逆の結果となりました。そしてこの間、六ヶ所村で何が起こり、今どうなっているのか、ドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディ」の自主上映会が全国各地で盛んに行われています。統一選の前にも、徳島県内では日和佐で1回、徳島市内で2回、いずれも盛況でした。日和佐へは選挙前の貴重な時間を割いて見に行ったけれど、満員で入れませんでした。(逆に嬉しいことでした。)六ヶ所村の普通の人々、賛成派も反対派も登場し、中立的な立場で撮られているという、原発の恩恵(?)を受けている日本人全員に見てほしい映画です。
美郷に住む半自給自足生活を送るすてきなカップル青木ゆたか&かよこさんが、山川アメニティセンターでこの映画を上映しようとしていることを聞きつけ、「選挙が終わったら吉野川市で上映したい!」と思って経費を問いあわせていた私は、すぐに青木さんに電話。吉野川市9条の会も共催することになりました。
5月3日(木:祝)13:00開場です。映画を見たあとに無力感に襲われるひともいるかもしれませんが、行動しなければ、未来は変わりません。この映画が行動の最初の一歩になる人がきっといることを信じています。
原発をなくせば原始時代の生活か?
映画の中に「原発をなくして原始時代の生活にもどれというのか」という推進派の言葉があるそうです。よく使われる言葉ですが、大きな誤りです。日本の電気の年間使用総量は全ての電力設備の発電能力の60%以下だそうです。これは、もし電気を使う時間帯を平準化できれば全ての原発を止めても今のままの生活が出来ると言うことです。しかも家庭の使用量の多い、午前7〜8時、午後7〜10時の時間帯は電気は大きく余っており、最も多く使われるのは平日の日中(つまりオフィスや企業が多く使っている)、年間の時間で言うとピークは真夏の平日午後1〜3時頃(年間8760時間のうち僅か数時間:1%にも満たない時間)、その僅か数時間のために「電気が足りない」と言い、新しい原発を作ってきたのです。
原発は運転を止めたり起こしたりするのが危険なのでずっと稼働させ続けることから、基本の電力に採用されており、火力などであとの部分を調整している関係から、「消費電力の30〜40%を原発に頼っている=原発を止めれば便利な今の生活は出来ない」となってしまっているのが実情です。これらの情報がもっと公開されれば、原発を止めても困らない処方箋が見えてくるのに、と思います。もっとも石炭火力など、地球温暖化や環境汚染の観点から問題ありなので、ライフスタイルの見直しは必要と思いますし、ソフトエネルギーの開発に全力を挙げることが重要ですね。
わが家の太陽光発電:
4月の総発電量682kwh、電気消費量525kwh、自給率129%
となっています。(4月1〜29日まで)

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