8月18日
いよいよ総選挙公示!〜比例ブロックの候補者になった日〜
元気に50年を生きたお誕生日のこの日、なんと私は衆議院議員の候補者となった。四国比例ブロックのことだ。
いきさつはこうだ。選挙公示前の世論調査で、民主の圧倒的優勢が伝えられ、週刊誌での当落予想も花盛り、民主の獲得議席が全国で300とも320とも言われ始めた頃、「小選挙区で、民主の多くの候補者が当選した場合、比例区で他党に議席を譲る事態が起こるかもしれない」と判断した民主党本部から四国各県へ「比例単独候補を一人づつ推薦するように」との指示があったそうで、公示の10日ほど前「頼みがある」との幹事長からの突然の名簿登載依頼の電話、びっくり仰天した!夜8時過ぎのことで、「明日の朝までに結論を!」と言うではないか。「ご主人とよく相談して」と言われるが、夫はザンビアに滞在中で、連絡が取れなかった。
時間のない中で
民主党の5役会議で推薦していただいたそうで、まずは光栄なことである。県連代表の仙谷由人さんからも「お引き受けいただけるか?」との電話。彼は5年前に胃がんを克服して5期目の当選。高井美穂さんは第一子を超未熟児で出産(元気にもう6歳)、第二子出産直後の急な選挙を命を削りながら闘ったことも目の当たりにしてきた。そんな二人の「政権交代」にかける思いは痛いほどわかる。
私も、利権構造を絶てる最大のチャンスに役に立ちたい。だからこれまで、3区中部選対の事務局長として微力ながら頑張ってきた。しかし、比例名簿に名前を載せるということは一応「立候補」ということ、重いことだ。聞くに高知や愛媛の議席獲得は難しいらしく、当選の可能性はゼロではないが、ほとんどないようだ。比例区だとしても私にとって落選回数が1回増えるのだから、あまり気持ちのよいものでもないし、親身になってくださる方に申し訳ないのではないだろうか。いろいろな思いが交錯する。
また、来夏の参議院選挙への道も頭をかすめる。そうだとしたらそのような重い決心を一晩ではできるはずもない。どうするべきか。まずは私が代表や事務局をしている市民団体の代表メンバーに相談してみると、深夜にも関わらず遠くから飛んできて、来夏の参院選のことを県連に問い合わせてくれた。参院選の候補者は公募するとのこと、ホッとした。
また、9条を守りたい立場の候補者が、民主党にとても多いこともインターネットのアンケートで確認し、吉野川市9条の会の代表も賛成、そして、後援会長さんも喜んで賛成してくれたのだった。
プロフィールや写真を提出し、結局、愛媛と香川は候補者を出さず、高知からの候補者が比例名簿12位、私が13位と決まったのは、公示日の未明だった。
当日の新聞記事で自分の立候補を客観的に読んで、これまで無所属として政治活動をしてきた私が民主党の公認候補となってしまったこと、なんとも複雑な気分だった。しかし、比例区に私の名前が出たことを喜んでくれて、この総選挙に初めてやる気になってくれた方がまわりにたくさんいて、ありがたかった。(当選の可能性がないことを申し訳なく思ったが、口に出すわけにはいかないし…)しかし、それよりも何よりも3区は超激戦、まわりが盛り上がったことで仁木さんの当選に役に立てることを確信し、救われた気がした。

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