5月26日
善入寺島の汚泥不法投棄に対して行動開始!
昨年1年間、県議会の環境委員会で追及し続けた、善入寺島に不法投棄された汚泥状の肥料について、占用者の「肥料」という言い分を真に受けてそのまま放置している(耕作されるのを見守っていると言うが、耕作はされないまま)県に対して、署名を集めて撤去させよう!と発足会をした。マスコミも注目してくれて、TV放映もされよかった。
こんなことがまかり通れば、「肥料」の名の下に増え続ける食料輸入で供給過剰の堆肥の捨て場として徳島の農地が狙われるかもしれない!農地の広さに対する施肥量の条例は出来たものの抜け道はあるので油断できないのだ。現場からは環境基準を上回る、鉛、ヒ素、総水銀も検出。しかも、善入寺島下流には、阿波市、石井町、徳島市などの水道水源、吉野川市でも地下水を利用されているところへの影響はありうるのだ。
カンパ箱に若いお母さんより
急な呼びかけにもかかわらず、会場には目標の50名を大きく上回るたくさんの方々が集まって下さった。この日、私は進行役だったのだが、途中で赤ちゃん連れの若いお母さんの姿が目に入ってとてもうれしかった。終了後、受付に置いたカンパ箱に、彼女からと思われるメモとお札が入っていた。

〜メモより〜
子どもを育てるのは土と水と空気です。この子の今月の児童手当です。活動にお役立てください。応援しています。
以下、署名呼びかけ文を掲載します。
賛同署名のお願い
〜 善入寺島及び吉野川南岸の汚泥状廃棄物に対して
法的措置を県知事に要望します。〜
平成17年2月頃より18年3月まで、善入寺島と吉野川南岸に汚泥状の産業廃棄物が大量に投棄されました。住民の調査より善入寺島では40アールの農地におよそ3800トンになっています。これは通常施肥量の1500倍もの量になります。国交省の調査では、環境基準値を大きく上回るヒ素、鉛、総水銀などが検出されており、周辺農地の汚染や、阿波市、吉野川市、徳島市など下流域の地下水、水道水汚染が懸念されます。私たちは昨年来、「不法投棄に対する法的措置」を県に申し入れをしてきました。また本年3月には阿波市議会も法的措置を求める意見書を県に提出しましたが、県は「耕作するための土作り、施肥」という占用者の言い分を受け、未だ毅然とした対応をしていません。そこで、私たちは
(1) 善入寺島及び吉野川南岸にある汚泥状廃棄物の撤去
(2) 廃棄物処理法違反による関係者の処分
の法的措置を求める要望書を賛同者の署名を添えて県知事に提出したいと思います。
多くの県民の意思を示すため、ご賛同ご署名をよろしくお願い致します。
呼びかけ人)
団体:徳島県廃棄物問題ネットワーク、コープ自然派徳島、市場町農業後継者クラブ、阿波の生活環境を守る会、阿波市環境保全条例制定を進める会、市場町商工会、川島町商工会
個人:麻順子、石井哲夫、上原正敏、大塚和子、川村洋樹、久次米徳島市議、郷司みどり、高木吉野川市議、竹内守、野村みどり、深田君代、松岡礼子、松永阿波市議、美浪三好市議、宮崎克哉、三木阿波市議、八木正江、山川武子、吉田益子、
善入寺島汚泥不法投棄の撤去を求める会 (代表)深田君代
阿波市阿波町勝命227-3 電話:0883-35-2743
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