6月20日
6月議会開会〜焦点は渇水対策と指定管理者制度〜
自民会派が分裂し3つに増えて初めての本会議。
今年は梅雨に入ってほとんどまとまった雨が降らず、那賀川ばかりか、吉野川水系まで渇水。この日の知事の所信表明では、「来年の春には渇水に悩まなくていいように、今年中に抜本的対策に着手する」と知事が力強く宣言。
今は水の豊かな吉野川水系に暮らす私だが、大学1年時に福岡で1日18時間の断水、アフリカ諸国では洗面器2杯で身体を洗う生活を経験したことを思い出す。地球温暖化の影響で、異常気象が起きることが予想されているが、昨年の台風・大雨被害と言い今年の異常渇水と言い、こんなに科学技術が発達した世の中でも「雨がない」というだけで人間は生きていけないのだ。
「基本は自然」ということを改めて思い知らされる。
また、世界的に権威ある上海国際映画祭で、三好郡を舞台にした映画「村の写真集」がグランプリを受賞したとのニュースが前日に入り、そのことが知事の所信表明にも入れられた。
日中関係の悪化が懸念されている今、中国の映画祭で日本映画が認められたこと、しかも徳島の自然と人情が世界に評価されたことは二重の喜びだ。
個人的には愛するブルーハーツの甲本ヒロトの弟が出演しているのも嬉しいことだ。
前回は気になりながら見に行けなかったのだが、CGを駆使した最近の派手な映画とは一線を画し、古き良き時代の映画を自然なままに、俳優の力量を信じて作り上げられた秀作だと聞く。受賞を機会に徳島の自然の風景が再びたくさんの人の心に染みてくれることだろう。
今度は絶対に見に行くぞ!!
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