10月22日
本会議閉会 男女平等の潮流に逆行する決議が議決
長かった9月議会(休会日を入れて28日間)が閉会した。
最後の最後になって、県民会議の竹内議員発案の
「真の男女共同参画社会を求める決議」なるものが
自民党全員、公明党、一新会、無所属の木下議員の賛成多数で
可決されてしまった。
この議会中、入札制度改革が大きな焦点であったが、それと同じくらい時間を費やして審議されたのがこの問題。
本会議での「ホモ、レズ国滅亡発言」から始まって
男女平等の潮流に逆行する決議が全国で初めて議決される恥ずかしい徳島県議会となってしまった。
県の審議会がつくったプランはよくできていて、
これから一歩も二歩も政策が進もうかという矢先に、
「男らしさ、女らしさを一切否定してはならない、
男女の特性を認めよう。」という趣旨の
男女平等から後退するような議案が通ってしまったのは情けない。
当日になって県民会議は議案の内容を変更
実はこの議案、前日には5つの事項があったのだが、本会議開催直前に
自民党系会派が何やら揉めたらしく、2つに減らしてきた。
たくさんの団体から議会事務局や会派に、抗議のFAXが届いたらしく、
県民の声が届いてちょっとはマシなものになったのか、と感心した。
しかしその夜、ある女性団体の方がおっしゃるには、
「あいつらがそんな県民の声に耳を傾けるかいな。
あれは川真田のてっちゃんが『あの3つを除けな賛成できん』と言ったらしい。」ってホント?
川真田さんは自民党交友会の会長。
同じ自民党だけどヤッパ交友会はちょっと違うのかなあ。
紳士的な感じの人が多いし・・・。
(私が登壇するとき「ホームページ云々・・・」というヤジが聞こえた。
県民会議の人がこれを読んでたら怒るな・・・。)
決議文のはじめのものを掲載します。実際に可決されたのは、3〜5の項目がなくなったもの。
これについて、新風の臼木さん、共産の古田さん、そして私が反対討論。
2度目の登壇です。
臼木さんは、ビシバシと野党らしく言いたいこと言いまくり、
古田さんも貫禄と女性らしい(変だけど)説得力があってよかった。
私は、一回目よりもちょっと落ち着いてできたけど、
やはり足が少し震えました。
ある元ベテラン議員さんに人前で話をするのになれなくて緊張する話をしたら、
「真剣であればあるほど、緊張して当然。ワシも辞める最後まで足が震えたもんだ。」って、慰めてくれた。
内容は、自分で考えたものを会派のみんなに見てもらって少々修正。
(深夜になってやっとできたのに朝の自民党の修正によってこちらもまた修正。) 反対討論
私の表現は言い切っているのでちょっときついからと本田さんが一部直してくれた。でも新風さんのを聞いていると、これくらいきつく言わなくちゃだめかな?と思った。
性格的に苦手。
悔しいことに「賛成討論」はやっぱりなくて、
14対25で可決されてしまった。
あと6人、仲間を増やすのは大変だ・・・。
高速道路の推進決議も・・・
それから「高速道路の予定路線全部の早期着工を求める意見書」も可決された。これについては県民ネットで態度が分かれた。
宮本さんは、地元の要望も高いことから提出議員(議案を最も積極的に通したい立場)にもなり賛成、
本田さんは提出議員にはならず、賛成議員として名前も出さないけれども、起立して賛成(消極的賛成ってこと。)
私と豊岡さんは、日本の財政事情を考えるとどうしても賛成で起立する気にはなれず、かといって高速道路を望んでいる人がいるのに反対もできず退席を選んだ。
議長が決を採るとき、後ろのドアから出て行くのだが、
一番前の真ん中の席から後ろのドアまで遠く、
自民県議の「鍵かけとけ!」「おまえら道路を使うなよ!」というヤジが飛ぶ中、退席するだけでも結構緊張。正直言って反対討論するより勇気が必要だった。
信頼できる支持者にこのことを相談したときに「きっと高速道路に疑問を持っている人はいっぱいいるよ。がんばれ!」
と励ましてくれた。自分の後ろに多くの人の声がある、
と自分にいい聞かせなければ、県議会の常識の中にあってフツウの行動をするのは大変だ。
終わってから県民会議のK議員が(男女・・・の反対討論)「よかったよ」と部屋にきてほめてくれた(・・・)
それならいっしょに反対してくれたらいいのにね。
14対25に悔しさでワナワナとなりながら、やっぱり議会が終了してホッとした。
衆議院選挙が近づいている。
徳島にとって、日本にとって、子どもたちにとっていい結果になりますように。
全力を尽くしたい。
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