6月19日
県土整備委員会県内視察(県央部)
ちょっとコワイ(感じの)県土整備委員のみなさんと初めての視察の日、ちょっとブルーな私の気持ちのように朝から雨模様。
午前10時に県議会を出発した。
県幹部と議会事務局の見送る中、マイクロバスに乗り込む。
先の総務委員会の視察報告で「職員がズラーと並んでバスを見送るんでびっくりした」と本田さんから聞いていたけどそのとおり。
この日は、松茂の徳島とくとくターミナル(今年4月開業)〜徳島空港周辺整備事業〜鳴門土木事務所〜鳴門ウチノ海総合公園(今年6月一部開業)〜徳島東環状線の末広―住吉の街路事業〜県道徳島小松島線勝浦浜橋の工事現場、を視察。
とくとくターミナルは明石海峡開通に伴い必要性を増した物産観光機能や大型バスの駐車場を備えた「道の駅」的なもの。
駐車台数実績も計画していた台数を上回っているようで、物産館の中も明るい雰囲気、悪天候に関わらずなかなかの賑わいだ。
八百屋さん魚屋さんをのぞいてみると、安い安い、これなら地元の人も買い物に来やすいに違いない。
徳島は自然に恵まれ、野菜や魚がおいしい。「社会基盤整備の遅れ」という言葉が政治的によく使われる昨今だが、私個人はそんなことを感じたことはほとんどない。
これ以上便利にならなくていいんじゃないの?
徳島の宝モノを大事にしたいものだ。
ウチノ海総合公園は四国一広い芝生の公園。
テニスコートの他ビーチバレーコート、フットサルコート、バスケットの3オン3コートと目新しい施設も多い。
子どもたちの「遊びの丘」はいかにも冒険心をくすぐる木をふんだんに使ったフィールドアスレチックと海底にたたずむ船を組み合わせ、豪華絢爛だ。
しかし、この日は平日で天候が悪いこともあってほとんど訪れる人がいない・・・。
海岸を18haも埋め立ててつくらなければならなかったのか。
総事業費130億円。
維持費は毎年1億5千万円だとか!!
県土整備委員長の森本さんが
「ここもバブルのおとし子やなあ。必要なかったな。」
と意外なことをつぶやいたのを聞いていたのは私だけだった。
各工事事務所では、出迎え、見送りが仰々しく、マイクロバスで場所を移動するたびに担当の事務所長や管理職がバスに交代で乗り込みあいさつをする。大変やなあ。議員と行政の立場が対等でないのがよくわかる。
土木事務所内での管轄事業の説明では、職員がほぼ全員集合で整然と席につき、役職と名前を所長が紹介し、深々と頭を下げる。そして委員会の時のように議員の質問に答えてくれる。
各常任委員会では、県南視察1泊2日、県西視察1泊2日、県外視察2泊3日、本会議終了後も夏中視察が目白押し。
自分の委員会以外でも地元の視察には参加することになっている。
各視察先で資料を受け取るが、それを自分で持って移動する議員はなく、事務局の担当職員がみんなの資料を預かって持ってくれる。
何とも至れり尽せり、こういうことが積み重なるうちに議員の感覚はおかしくなってしまうのかもしれない。
ぐったり疲れて16時半に県議会到着、たくさんの職員に出迎えられ、「議会のあり方検討委員会」での検討事項も見えてきた1日だった。
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