5月27日(火)
2回目の会長・幹事長会。元木議員逮捕で報道陣がいっぱい
今日は2回目の会長・幹事長会。まるで自民党からの宣戦布告のようだった初会、今回は何が起こるのかと少し不安・・・。
昨晩、三好選挙区の元木議員(自民党県民会議)が公職選挙法違反の疑いで逮捕されたという事件を受けて、県議会の建物内には報道陣がいっぱい。
野党3会派で、先に逮捕された柴田議員(同じく自民党県民会議)の辞職勧告案をこの会に提出する予定でいたのだが、急遽、元木議員もいっしょに出そう、ということになった。
元木議員の逮捕に関しては、自民党議員は「信じられない」を連発していたようだけど、私の周りの有権者の反応は「やっぱり」とか「良かったね」とか「知事選の前なら良かったのに」とかいうのがほとんど。自民党さん本当に信用ないようですよ。
今日の議題の1つは、議会運営員会の定数を現状の9のままでおくか、定数10にして、新風21の委員を1から2に増やすかということ。前回は定数を増やすことをとても認めそうにない雰囲気だった自民党の会派だが、今回は少し抵抗しただけで、「まあ議会運営委員会は採決もないことだし、新風さんが二人で来たいのなら」と、苦笑いを浮かべて定数増を承諾。元木さんの逮捕が効いてるのかな。
定数増に賛成の意見として本田さんが「より開かれた議会運営のために」と言ったのだが、竹内さん(県民会議)が「より開かれた、ということは今までが開かれてなかったということで失礼だ。取り消しなさい」とちょっと強引な解釈で感情的になる場面もありました。
もう一つの議題は、本会議代表質問の申し合わせについて。今までは交渉会派が3つだったので、代表質問は3人がそれぞれ70分、本会議の初日に行なっていた。交渉会派が2つ増えたことで、代表質問の時間があわせて140分増える。
代表質問は初日にすべてやるという申し合わせと、質問は一日4人とする、という矛盾した申しあわせが存在するので、どうしましょうか、ということ。
2日目に一人を繰り越すか、1日目に時間を延長してやってしまうかの二者択一。「こんなどうでもいいことは、どちらでも事務局が決めてくれればいいのでは?」と素人の私は思ってしまったのだが、そうはいかないようだ。
というのは、代表質問を1日目にやる、それも早いほど多数会派ということで、会派のプライドがあるらしい(何のこっちゃ?)2日目にまわされることになると、共産党さんとうちの県民ネットが、本会議ごとに交代で2日目にまわるそうです。
自民党さんも自分たちが2日目になるようなことがないのならと、代表質問を2日に分けることにすんなり賛成するだろうと思っていたのだが、70分という時間を議員数の比例配分で割り振るということも考えられるし、もう少し結論を待ってほしいという県民会議の言葉に一瞬耳を疑って、心の中でため息をついた。
議員の仕事は議会で発言すること。そのために勉強し県民の意見も聞き資料を集める。その一番の仕事である議会での発言、保障された70分という時間を会派の力関係で奪おうということである。いったい県民にとって何のメリットがあるの?と言いたいです。
私たちは、県政に良い政策を提案するという希望に燃えて議員にさせていただいた。いたずらに精神を消耗するような会議ばかりで、少々うんざりしています。でもそれも楽しまなくては。
そうそう、今日夕方、議会事務局から電話があって、「吉田先生(先生はやめてね)、本会議場や委員会室では、スニーカーはやめて、フツウのパンプスにしていただけるといいのですが…」議会事務局にはスニーカー姿の議員がいる事がとても気になるらしい。
「ラフ」な格好だと議会の権威が損なわれるというのだろうか? ちゃんと毎日ブレザーやスーツを着て気を遣っているというのに、真っ白に洗濯したスニーカーでなぜ悪い。まあ、小さなことで喧嘩したくないので、しぶしぶと言うことを聞くことにしました。徳島駅から歩くことも多いので、歩きやすい靴を履かせていただきたいものです。
だいたい議会ってどうして廊下までじゅうたんが敷き詰めてあって、物々しく職員がおじぎするんだろう? もっと普通になったらいいのに。
今日、駅から時間がなくて乗ったタクシーの運転手さんに「県議会まで」と言ったら「あほな議員がようけおるところやな」と言われてしまいましたよ。県民は県議会を軽蔑しているようです。
※徳島県議会(日程、会派名簿、会議録など)
※自由民主党徳島県支部連合会
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