5月21日(水)
〜いきなり荒れ模様の会長・幹事長会〜
今日は初めての会長・幹事長会。当選証書授与式、議員理事者初顔合わせに続いて、今日からが本番だ。本会議場の席順や控え室の部屋割り、委員会の構成などを承認することになっている。
県民ネットワーク・夢(勝手連サポートセンターの3名と鷲敷の宮本さんを加え4名の交渉会派)から、会長の本田耕一さんと一緒に出席。テレビカメラも入ってちょっと緊張。
この会議には自民党県民会議から3名、自民党交友会から2名、新風21、共産党、県民ネットから各1名が出席の予定だったが、いきなり県民会議から「我々の会派は16名なので、会長・幹事長会の出席を4名に増やしてほしい。」との要望。「オット、いきなり攻めの姿勢やな。要綱にも10名以上の会派は増減可能とあるし、16名という大人数からして反対する理由はないな。」と他のみなさんも感じたのか、異論なく承認。
特別委員会についての協議では、平成14年まで吉野川と那賀川のダム・堰の問題〜利水・治水問題が付議事項として掲載されていたが、この問題は常任委員会の県土整備員会にて協議できるということで、昨年より付議事項からはずされたという経緯があったようだ。
しかし、県土整備委員会には他の協議事項も多いことだし、新知事の飯泉さんも「可動堰は選択肢からはずす」と言っていることだし、それが本当ならいよいよ流域全体での治水の方法も本格的に議論されることになるので、特別委員会でもう一度協議できたらいいな、と本田さんとそういうことを発言した。
自民党の議員さんに「特別委員会はその時々のテーマについて取り上げるべき」ということで、可動堰は過去の問題のように言われてしまったけど、当時「人命や財産を守るため」とあれほど言っていたのは本気だったの?
住民運動は反対だけして無責任だと言われがちだけれど、可動堰Noと言った責任として、本当の治水の方法を真剣に探っている吉野川みんなの会はやっぱりすごいよね。
特別委員会の付議事項の追加については2月の県議会までに追加できる可能性もあるので、とりあえず今日は言うだけ言っておいて良しとしよう。
その後に起こったことを事務局側もマスコミも誰も予想しなかっただろう。
各委員会の委員長は恒例、習慣として交渉会派の構成人数によって比例配分し割り当てで決まっていた。9つの委員会があるので、今年は県民会議より4名、交友会2名、新風、共産党、県民ネットより各1名の委員長が出る予定だった。
ところが、本来規定によると委員長は互選となっているらしく、県民会議より、「今年から今までの習慣を改めて規定どおり互選(つまり選挙)にしよう。」という提案。
そうすると全ての委員会で自民党系が過半数を取ることになるので、全ての委員長を独占することが予想される。
県民会議は「そうなるとは限らない。選挙をやってみなくてはわからない。多数決は民主主義の原点」。こんな時には民主主義を持ち出してくるんですね。
共産党の山田さんから「せっかく交渉会派も増えたのだから、できるだけ多くの会派に委員長職があたるということが開かれた県議会として県民のみなさまにもアピールできるのではないか」と反論していたけど、寝耳に水の私には、反論の余地が見つかりませんでした。
議会運営委員会の定数を他の委員会に合わせて9から10にしようという共産党の提案には(新風21の議員割り当てが一人増えることになる)「今までどおりでいいではないか」と反対しておいて、党の利益のためならあらゆる理屈をつけて何でもやろうとする?県議会って噂どおり怖いところだ。
通常、30分で終わると言われていた今日の会長幹事長会だが、気がつけば2時間近くが経過していた。勢力を改選前から6名減らされた自民県議からの宣戦布告であった。
※委員会:県議会は、本会議(全員出席)と各委員会からなる。委員会は常任委員会(総務、経済、文教厚生、県土整備)、特別委員会(特定交通対策、人権対策、少子高齢化対策、環境対策)議会運営委員会がある。
※交渉会派:4名以上の構成メンバーを持つ会派は、本会議での代表質問の権利、各委員会へ委員を出せる権利を持つ。改選前は、自民党県民会議、自民党交友会、新風21の3つであったが、改選後共産党、県民ネットワーク・夢が交渉会派となった。
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